出産と一言で言っても、その経過は人それぞれ。
今回は私の出産体験について書きたいと思います。
予定日は12月27日
私の出産予定日は12月27日でした。
1週間前の健診の時点で3000gを超えてるだろうと言うことで、なるべく沢山歩いてねとお医者さんに言われていました。
予定日になっても全く出てくる気配もなく、お腹も大きくなって寝苦しい日々が続いていたので、私は早く出てきてほしいなと思っていました。
そこで、自分で三陰交と言う脚にあるツボにせんねん灸でお灸をしました。
※家でお灸をすると煙臭くなるので、換気の良いところでやりましょう。私はお風呂場でやりました。煙の出ないタイプのお灸もあります。
すると29日の夜22時過ぎ、もう寝ようとしていたところ急に、尿漏れ?サラサラ系のおりもの?と言うような感じがしてトイレに行くと、明らかにおしっことは違う感覚でおしっこのような液体が出てきました。
おしっこではない、でもおりものにしては量が多すぎる。と冷静に考え、破水したかな?と思ったので、産婦人科に電話をしました。その時陣痛のようなものは全く感じていませんでした。
電話で状況を説明すると、「おそらく破水ですね」と言うことですぐに病院に来るように言われました。
実家に里帰りしていたので、寝ている父を起こし車で送ってもらいました。あらかじめ入院バックは用意していたのですぐに持って出ました。
年末ということもあり、雪もチラつく寒い夜でした。
12月29日の夜破水、そのまま入院
病院に着き、破水かどうかの確認をする検査をすると、やはり破水しているとのことでそのまま入院しました。
一晩様子をみて、陣痛が来ないようであれば促進剤を使いましょう。と言われ、その日は陣痛室のベッドで寝ました。
翌朝、結局陣痛は来ず、朝10時ごろに陣痛促進剤を点滴開始しました。
とてもお腹が空いていましたが、出産の時に吐くかもしれないからと言われ、朝ごはんはもらえませんでした。
初産だと促進剤が効きづらい人もいるから1回目で陣痛が進まなければ2回目やりますねと言われていましたが、効果はすぐに表れ、どんどん痛みは強くなり、呼吸で痛みを逃がすのがやっとの状態でした。
子宮口が開いてきたので分娩室に移動しましょうと言われ、3~4m先のすぐ目の前の分娩台まで自分で歩くように言われましたが、私は痛みで全くそんな余裕はなく、助産師さんに支えられながらなんとか移動しました。
3時間のスピード出産
陣痛がMAXになる頃にはフーフーと呼吸で痛みを誤魔化すことしかできず、おそらく呼吸をしすぎたせいで過換気になり、手が痺れて感覚がなくなってきました。
酸素マスクをつけられ、必死にイキみながらも意識は朦朧とし、何を言われているかは分かりますが、しゃべる余裕はありませんでした。
そして陣痛が来始めてから約3時間後、無事3310gの赤ちゃんを出産しました。
初めてにしては早かったねと言われましたが、私にとってはあれ以上は耐えられないと思うくらい長い時間に感じました。
途中、会陰切開したところを縫われ、出血がやや多かったみたいなので1時間程はそのまま分娩台の上で休みました。
助産師さんが生まれた赤ちゃんと写真を撮ってくれました。
後陣痛と会陰切開の痛み
その後部屋に案内され、その日はしっかり休めるようにと赤ちゃんは翌朝まで助産師さんが見ていてくれました。母子同室は翌日からでした。
コロナ禍で、がっつり年末年始ということもあってか、部屋は1人部屋だったのでとてもゆっくりできました。
しかし、出産で全身に力を入れたので色々と筋肉痛だし、会陰切開の傷が寝ていてもズキズキと痛むし、後陣痛でお腹も痛いし、骨盤が緩んでいるので腰も痛いし、母乳が作られ始めて胸も痛くなるしで、本当に全身が痛くて、出産後は交通事故にあったレベルのダメージがあるという話は本当だなと思いました。
おまけに、身体のダメージとホルモンの影響からか、情緒も不安定になるので夜何故か涙が出たりすることもありました。
こういうことを知らない人には声を大にして伝えたいです。
妊産婦には優しくしてください❗️❗️❗️
特に男性の皆さん。全ての女性が同じじゃないにしても、出産は命懸けであり、女性はこうやって子供を産むのだと知っていてほしいです。
理解はできなくても、知識として知り、想像力を働かせて、思いやりを持って行動してほしいと思います。
私の場合、産後1ヶ月くらいは後陣痛と悪露、会陰切開の痛みが続きました。
特に産後2週間くらいは会陰切開の傷が痛すぎて、変な歩き方になっていました。😂
おまけに新生児は3時間ごとに授乳し、オムツも替え、まだ昼夜の区別がついていないので夜寝てくれなかったりと、産後の身体を休める時間もなかなかありません。
里帰りせず出産しているお母さん達を本当にすごいと思いました。
世の旦那様はどうか本気で家事育児に参加してください。
おわりに
今回は私の体験談でしたが、出産や産後の経過は十人十色です。
どんなに大変でも、尊い小さな命が誕生する感動は本当に人生を変えます。
そんな経験をさせてくれた我が子に心から感謝しています。
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